【1周年記念】短編ストーリー【更新】
2017-10-20

【1周年記念】短編ストーリー

 

1.一周年、波乱の幕開け!?

ティルピッツちゃん「もうすぐ一周年だから母港を綺麗にして、アドミラルをびっくりさせるの。」

ビスマルク「というわけだ。各員、与えられた仕事をするように。一周年まで時間がない。よろしく頼むよ。」

---------------------

ワシントン「飾り付けが斜めになっている。もう少し、左だ。」

サウスダコタ「分かってるってば!こうでしょ!」

ワシントン「今度は、左に傾いたぞ。」

サウスダコタ「うるさいわね…ちょっと、ワシントン!ちゃんと脚立を抑えてって言ってるでしょ!」

ワシントン「私はしっかり抑えている。揺れているのは、お前が上でちゃんと立たないからだ。」

サウスダコタ「なに?わたしが悪いって言うの!?貴女のそういうところが…わわっ!お、落ちる!」

(ガシャーン)

ワシントン「いったぁ…。もう貴女のせいで落ちたじゃない!」

サウスダコタ「何を言っている、お前の不注意のせい…ん?!誰だ、お前は?」

ワシントン「あ、あれ?わたしがもう一人いる!?あ、あれ、違う…?」

ビスマルク「おい。二人ともサボってないでしっかり準備しろ、もう時間はないんだぞ。」

ティルピッツちゃん「にゃん姉ちゃん、ここの飾り付け終わったよ。降ろしていいよ。」

ビスマルク「ああ、分かった。」

ティルピッツちゃん「ありがとう、にゃん姉ちゃん。アドミラル、喜んでくれるかな…?」

ビスマルク「喜んでくれるさ。でも、もっと喜んでくれるように頑張ろうな。」

ティルピッツちゃん「うん!」

ワシントン・サウスダコタ「…。」

ワシントン「「えー!!!」」

 

(一方、別の場所では…)

??「ふはっはっはっ!一周年記念でみんな忙しそうだな。おれさまは暇だけど!…でも、一周年記念の主役が世界一のおれさまじゃないのは、おかしい。そうだ、オーディンちゃん、ちょっと耳貸して。」

オーディン「うんうん…成る程。いいよ、私も協力してあげる。」

??「ふふふっ、これで一周年記念の主役はいただきだ!はっはっはっ!」

 

2.一周年、これにて一件落着!

ティルピッツちゃん「一周年イベントもそろそろ終わるから、お片付けする。だから、手伝って欲しいの。」

スフバートル「おれさまも特別に手伝ってやるぞ!(もぐもぐ)」

オーディン「スフバートルちゃん、口にケーキのクリームついてるよ。ほら、もう…。」

サウスダコタ「では、私はワシントンと倉庫の片付けでもしてきます。」

ワシントン「えっ。わたしは嫌よ。なんで、貴女と…わっ!ちょっ、引っ張らないで!」

---------------------

ワシントン「で?急にどうしたのよ。」

サウスダコタ「…未だに戻らないのはどういう事だ。」

ワシントン「そんなの分かるわけないじゃない。なんで、入れ替わったのがよりによって貴女なのよ。」

サウスダコタ「私で悪かったな。私もこの体では重くて、脚立を登るのも大変だな。」

ワシントン「ちょっ…脇腹摘まないで。今度、ダイエットするつもりだったんだから!」

サウスダコタ「ふーん、本当か?最近、また太ったんじゃないか?」

ワシントン「なっ!(赤面)そんな事ないから!もう!」

サウスダコタ「お、おい!脚立を揺らすな!落ちっ!」

(ガシャーン)

ワシントン「っ…おい、大丈夫か?あっ…」

サウスダコタ「いたぁ…もう。…!?も、戻れた!やったー!(ぎゅっ)」

ワシントン「お、おい!抱きつくな!誰かに見られたらどうす…」

ビスマルク「おい…お前たち、何やっているんだ…。」

サウスダコタ「ご、誤解よ!」

ビスマルク「まったく。お前たちが仲良いのは分かるが…」

ワシントン・サウスダコタ「仲良くない!」